第1回 京都会議開催のご案内 ―「価値多層社会」の実現に向けて―

 一般社団法人京都哲学研究所(共同代表理事:出口康夫・澤田純)は、2025年9月に第1回京都会議を開催します。本会議では、人工知能(AI)時代にこそ必要となる、社会の根幹たる「価値観」や「価値」についての議論と対話を、世界的な哲学者・科学者・経営者・技術者・芸術家・宗教家らとともに織り成します。また、本会議の内容を国際社会に発信し新たな議論と対話を喚起していくことで、「価値多層社会」実現に向けた国際的運動体の端緒としていきます。

Details

1.開催趣旨

 AI時代の到来を受け、世界中で様々な議論が展開されています。しかしながら、各国・各地域が根底に有する「価値観」や「価値」にまで踏み込んだ議論は決して多くありません。本来、社会課題はもちろん経済や科学のあり方を考えるに際しても、多様な「価値観」や「価値」の議論が不可欠であるところ、京都会議は哲学という学問領域から国際社会にこの機会を提供する場として構想されました。
 本会議では、各国・各地域、政産学官民からの参加者と、「価値観」や「価値」の多様性・多層性の双方への理解を深めていく形で議論と対話を展開していきます。その上で、AIの進化やグローバルサウスの興隆といった未来を見据えながら、われわれが目指すべき「価値」をともに考え、国際社会に提案していきます。

2.参加予定者

 ページ下部を御参照下さい。
 ※基調講演及びパネルディスカッション等の詳細は後日お知らせします。

3.日時

 2025年9月23日(火・祝)~24日(水)

4.会場

 国立京都国際会館(京都府京都市左京区岩倉大鷺町422)

京都国際会館 外観京都国際会館の外観

5.参加方法

 招待制とさせていただきます。

6.お問合せ

 contact@k-philo.org
 一般社団法人 京都哲学研究所 事務局

<一般社団法人京都哲学研究所について>

京都哲学研究所は、「価値多層社会」実現に向けた国際的運動体の形成を目指し、日本電信電話(NTT)と京都大学の出口康夫教授(文学研究科長・文学部長/哲学専修)によって2023年7月に設立されました。現在、博報堂、日立製作所、読売新聞グループ本社の会長及び社長が理事として、ボン大学のマルクス・ガブリエル教授がSenior Global Advisorとして参画しているほか、国内外の企業等にも賛助会員として御参画頂くなど、各方面から様々な御支援を賜っております。

第1回京都会議 参加予定者

  • 出口 康夫 京都大学教授 出口 康夫
    京都大学教授
  • 澤田 純 NTT会長 澤田 純
    NTT会長
  • マルクス・ガブリエル ボン大学教授 マルクス・ガブリエル
    ボン大学教授
  • 東原 敏昭 日立製作所会長 東原 敏昭
    日立製作所会長
  • 戸田 裕一 博報堂会長 戸田 裕一
    博報堂会長
  • 山口 寿一 読売新聞グループ本社社長 山口 寿一
    読売新聞グループ本社社長
  • エイミー・ファン・ヴァインスバーグ ボン大学教授 エイミー・ファン・
    ヴァインスバーグ
    ボン大学教授
  • ダイアン・コイル ケンブリッジ大学教授 ダイアン・コイル
    ケンブリッジ大学教授
  • ローリー・アン・ポール エール大学教授 ローリー・アン・ポール
    エール大学教授
  • マウリツィオ・フェラーリス トリノ大学教授 マウリツィオ・フェラーリス
    トリノ大学教授
  • R・エド・フリーマン バージニア大学教授 R・エド・フリーマン
    バージニア大学教授
  • ロバート・トムソン ニューズ・コープ チーフエグゼクティブ ロバート・トムソン
    ニューズ・コープ
    チーフエグゼクティブ
  • ロバート・トムソン オックスフォード大学教授 ルース・チャン
    オックスフォード大学教授
  • 森 清顕 清水寺 執事 森 清顕
    清水寺 執事
  • 中島 隆博 東京大学教授 中島 隆博
    東京大学教授
  • ワカニ・ホフマン ユトレヒト大学 包括AI研究チーム責任者 ワカニ・ホフマン
    ユトレヒト大学
    包括AI研究チーム責任者

※今後増える見通しです。決定次第お知らせします。