果たして、ひとは幸福になっているだろうか?経済は発展し、技術も進歩した。
それでもなお、世界は深刻な分断と
急激な変容に直面している。
問題は複雑に絡み合い、
表層的な対処だけでは立ち行かない。
いま、課題の深層から見直す時が来ている。

だからこそ、世界には哲学が必要だ。
問いを深く掘り下げ、
当たり前だと思っている前提を問い直す。
私たちが本当に大切にすべきことは何か。
未来に何を望むのか。
その思索を現実へと還元することから、
変化の兆しは生まれていく。

京都会議。
それは、哲学と社会を橋渡しし、
実践的な変革を志向する知的共創の場。
異なる分野、立場、文化が交差し、
思考をひらき合う。
個別の領域では越えられない問いに、
垣根を越えて、共に向き合う。
そうして生まれる兆しこそが、
未来の輪郭を描く第一歩となる。

2025年9月。京都会議、開催。
あなたの問いから、世界は始まる。

Outline

開催日時 2025年9月23日(火・祝)・24日(水)
会場 国立京都国際会館
主催 一般社団法人 京都哲学研究所
共催 国立大学法人 京都大学
後援 一般社団法人 日本経済団体連合会、公益社団法人 経済同友会、日本商工会議所、京都府、京都市

Messages

共同代表理事挨拶

出口 康夫

今、時代は哲学を求めています。その機運を受けて、第1回の京都会議が京都で開催されます。京都会議の主なミッションは二つ。一つは、現代の世界が直面している様々な課題――例えば、あまりにも深刻な分断とあまりにも急激な変容――と哲学的思索を直結させる場を構築することです。現代社会の問題を哲学の根本的なレベルまで深掘りないしは潜水し、そこから社会課題へ戻っていく。このような往還運動を通じて哲学と社会のステークホルダーの双方に新たな知見、気づき、未来像への手掛かりを得てもらうこと。これが会議の第一の目的です。今、京都会議と似たムーブメントが起きています。京都会議の第二の目的は、このような世界各地で広がりつつあるネットワークを緩やかにネットワーキングする場を創出することです。同じ志を抱く世界の主要なネットワーカーが一堂に介し、ネットワーキングのネットワーキングを行うこと。これが京都会議の第二の目的なのです。

出口 康夫
京都哲学研究所 共同代表理事
京都大学 大学院文学研究科 研究科長・教授
澤田 純

この度は京都会議にご参加いただき、誠にありがとうございます。第1回となる京都会議は、これまで深く交わることのなかった哲学者と産業界の人々を中心とする画期的な対話の場です。世界約20ヵ国から参加をいただいており、国際的な催しとなりました。京都会議のプログラムでは、AIという具体的なテーマをきっかけに議論を行い、これからの社会が現在の分断等の問題を超えて、より多元的な価値を許容できるよう、そのモメンタムを作ってまいりたいと考えています。産業界は様々な社会課題に価値観や人間観のレベルまで入り対応していく必要があり、哲学界はより社会にエンゲージしていく必要があります。京都会議が継続してこれらの営みを推進していくものであることを願っております。

澤田 純
京都哲学研究所 共同代表理事
NTT 取締役会長

Senior Global
Advisor

マルクス・ガブリエル

私たちは、科学技術が前例のない進歩を遂げる一方で、深刻な社会経済的課題に直面する時代に生きています。学問分野、セクター、文化を越え、深く統合された協力が急務です。AIが価値観や社会に与える影響は加速し、学際的な取り組みを超えた新しい対話の形を求めています。京都会議が目指すのはそうした場、すなわち多様な文化的視点、文化の中の異なる層までもが建設的な交流のために一堂に会する場です。分断と対立を乗り越え、人類が共有する未来へのビジョンを育むとともに、複雑かつ喫緊の課題に対応しうる公共哲学の基盤を築くことが目標です。京都会議は哲学をミッションの中核に据える点で一線を画します。思想的リーダーや実践家たちが持続的な対話を行い、未来を価値に基づいた望ましい方向へ導く方法について思索を深めます。倫理的な変革がこれほど明確に求められている時代に、このミッションをサポートできることを光栄に思います。

マルクス・ガブリエル
京都哲学研究所 シニア・グローバル・アドバイザー
ボン大学 哲学科正教授(認識論、近現代哲学)
国際哲学センター所長
科学思想センター所長

Time Table

9/23
京都会議
1日目
9/24
京都会議
2日目

2025年9月22日(月)歓迎レセプション
於:ザ・プリンス京都宝ヶ池

18:00 - 18:05

開会挨拶

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澤田 純京都哲学研究所 共同代表理事
NTT取締役会長

18:05 - 18:45

ディナートーク
「京都から価値多層社会を考える」

〈モデレーター〉

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福岡 伸一青山学院大学
総合文化政策学部 教授

〈スピーカー〉

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森 清顕清水寺 執事

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ルクミニ・バヤ・ナイアールインド工科大学デリー校
名誉教授

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ジョヴァンニ・
チェザーレ・パガッツィ
ローマ教皇庁
文書館長・図書館長

18:45 - 19:55

歓談

19:55 - 20:00

閉会挨拶

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出口 康夫京都哲学研究所 共同代表理事
京都大学 大学院文学研究科
研究科長・教授

2025年9月23日(火・祝)京都会議1日目
於:国立京都国際会館

9:00 - 9:05

開会挨拶

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澤田 純京都哲学研究所 共同代表理事
NTT取締役会長

9:05 - 9:20

ウェルカムスピーチ

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都倉 俊一文化庁長官

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西脇 隆俊京都府知事

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松井 孝治京都市市長

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湊 長博京都大学総長

9:20 - 9:30

来賓紹介

9:30 - 9:45

基調講演①

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出口 康夫京都哲学研究所 共同代表理事
京都大学 大学院文学研究科
研究科長・教授

9:45 - 10:00

基調講演②

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マルクス・ガブリエル京都哲学研究所シニア・グローバル・アドバイザーボン大学 正教授(哲学)

10:00 - 10:10

休憩

10:10 - 11:10

【Part I】価値をめぐる根源的問い
パネルディスカッション①「価値多層性からの出立」

〈モデレーター〉

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納富 信留東京大学
大学院人文社会系研究科教授

〈パネリスト〉

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マウリツィオ・フェラーリストリノ大学 哲学正教授

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藤井 輝夫東京大学 総長

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キム・ヘイソク梨花女子大学 名誉教授

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マイケル・ネオコスモスローズ大学 名誉教授

11:10 - 11:20

休憩

11:20 - 12:20

パネルディスカッション②「AIが問い直す『人間』」

〈モデレーター〉

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マティアス・リッセハーバード大学
ベルトルト・バイツ人権・国際問題・哲学教授

〈パネリスト〉

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日比野 克彦東京藝術大学 学長

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石黒 浩大阪大学
大学院基礎工学研究科
栄誉教授

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松尾 豊東京大学
大学院工学系研究科教授

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アンナ・マリ・ワレンバーグヘルシンキ大学 講師

12:20 - 12:30

休憩・移動

12:30 - 13:30

【Part Ⅱ】AI時代における社会の再設計
ランチセッション会場Ⅰ:
「技術変容と企業の未来」

〈モデレーター〉

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アスリ・M・チョルパン京都大学経済学研究科、
経営管理大学院教授

〈パネリスト〉

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R・エドワード・フリーマンバージニア大学 スティーブン・E・バチャンド大学 経営管理教授

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東原 敏昭京都哲学研究所 理事/
日立製作所
取締役会長 代表執行役

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アントン・ルパートGESDA理事/コンパニー・フィナンシエール・リシュモンSA 取締役

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ロバート・トムソンNews Corp 最高経営責任者

ランチセッション会場Ⅱ:
「信頼とガバナンス」

〈モデレーター〉

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児玉 聡京都大学文学研究科教授

〈パネリスト〉

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ボリエ・エクホルムエリクソンCEO

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野田 智義大学院大至善館 学長

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リュ・ジン韓国経済人協会会長

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オードリー・ヤマモト米日カウンシル会長兼CEO

ランチセッション会場Ⅲ:
「民主主義を再構築する」

〈モデレーター〉

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トーマス・ベショルナーザンクトガレン大学 教授(TBD)

〈パネリスト〉

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フリッツ・ブライトハウプトペンシルベニア大学 教授

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マニュエル・グスタヴォ・
アイザック
GESDA 科学・哲学リーダー

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唐沢 かおり東京大学 大学院人文社会系
研究科 教授

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松井 孝治京都市市長

13:30 - 14:00

歓談・会場移動

14:00 - 15:20

【Part III】価値共創の地平
会場Ⅰ:「技術と人間の共生」

〈ラップアップパネル・モデレーター〉

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名和 高司京都先端科学大学 教授/
一橋大学ビジネススクール
客員教授

〈ディスカッションリーダー兼ラップアップパネル・パネリスト〉

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アニル・K・グプタHoney Bee Network 創設者/インド経営大学院アーメダバード校 元教授、客員教員

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大竹 尚登東京科学大学 理事長

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トビアス・リーズLimn 創業者・CEO/哲学者

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内田 由紀子京都大学 人と社会の未来研究院 院長・教授

会場Ⅱ:「文化の多様性と価値の普遍性」

〈ラップアップパネル・モデレーター〉

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カイ・ヴェントゲンウド・ケラー財団 会長

〈ディスカッションリーダー兼ラップアップパネル・パネリスト〉

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フセイン・イヌサーケープコースト大学 准教授

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トヌ・ヴィークタリン大学 学長

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アンドレイ・ツヴィッターフローニンゲン大学 教授

15:20 - 15:40

休憩

15:40 - 16:40

【Part Ⅳ】価値の実装
パネルディスカッション③
「価値から考えた産業界の役割と未来」

〈モデレーター〉

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野村 将揮京都哲学研究所 エグゼクティブ・アドバイザー兼チーフ・ストラテジスト/ ハーバード大学デザイン大学院/ Yamauchi No.10 Family Office

〈パネリスト〉

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中島 隆博東京大学
教授・東洋文化研究所 所長

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新浪 剛史サントリーホールディングス
代表取締役会長

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大森 久美子京都哲学研究所 理事
NTTチーフエグゼクティブ
フェロー室 担当部長

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山口 寿一京都哲学研究所 理事
読売新聞グループ本社
代表取締役社長

16:40 - 16:50

休憩

16:50 - 17:30

1日目ラップアップ

〈モデレーター〉

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野村 将揮京都哲学研究所 エグゼクティブ・アドバイザー兼チーフ・ストラテジスト/ ハーバード大学デザイン大学院/ Yamauchi No.10 Family Office

〈登壇者〉

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出口 康夫京都哲学研究所 共同代表理事
京都大学 大学院文学研究科
研究科長・教授

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澤田 純京都哲学研究所 共同代表理事
NTT取締役会長

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マルクス・ガブリエル京都哲学研究所シニア・グローバル・アドバイザーボン大学 正教授(哲学)

17:30 - 18:00

移動・休憩

18:00 - 20:00

⼣⾷会

2025年9月24日(水)京都会議2日目
於:国立京都国際会館

9:00 - 9:10

1⽇⽬の振り返り

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出口 康夫京都哲学研究所 共同代表理事
京都大学 大学院文学研究科
研究科長・教授

9:10 - 10:10

【Part V】価値の創造と表現
パネルディスカッション④
「創造的跳躍:芸術・文化から価値へ」

〈モデレーター〉

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ヴィーブケ・デーネーケマサチューセッツ工科大学
S.C.ファン
中国語・中国文化教授

〈パネリスト〉

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モーセン・モスタファヴィハーバード大学
アレクサンダー・ヴィクトリア・ワイリーデザイン教授、ハーバード大学特別功労教授

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デヴダット・パタナイク神話学者

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ローリー・アン・ポールエール大学
ミルストーン・ファミリー
哲学教授、認知科教授

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レイン・ラウドタリン大学
アジア・文化研究教授

10:20 - 11:20

休憩

10:20 - 11:20

【Part VI】未来への展望
パネルディスカッション⑤
「ネットワーク・オブ・ネットワーク」

〈モデレーター〉

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マルクス・ガブリエル京都哲学研究所シニア・グローバル・アドバイザーボン大学 正教授(哲学)

〈パネリスト〉

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ステファン・デクテールGESDA理事・事務総長

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ワカニ・ホフマンユトレヒト大学
インクルーシブAI研究所
アフリカAI・ウブントゥ倫理部門長

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ギド・サラッコトリノ工科大学
前学長・正教授

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ゾルタン・ソムヘギ国際哲学人文科学会議
副事務総長、セゲド大学 准教授

11:25 - 12:05

パネルディスカッション⑥「新たなグローバルアジェンダへ向けて」

〈モデレーター〉

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出口 康夫京都哲学研究所 共同代表理事
京都大学 大学院文学研究科
研究科長・教授

〈パネリスト〉

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ヴィーブケ・デーネーケマサチューセッツ工科大学
S.C.ファン
中国語・中国文化教授

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マルクス・ガブリエル京都哲学研究所シニア・グローバル・アドバイザーボン大学 正教授(哲学)

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野村 将揮京都哲学研究所 エグゼクティブ・アドバイザー兼チーフ・ストラテジスト/ ハーバード大学デザイン大学院/ Yamauchi No.10 Family Office

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納富 信留東京大学
大学院人文社会系研究科教授

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マティアス・リッセハーバード大学
ベルトルト・バイツ人権・国際問題・哲学教授

12:05 - 12:35

クロージング

参加者からの所感共有と応答

〈モデレーター〉

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野村 将揮京都哲学研究所 エグゼクティブ・アドバイザー兼チーフ・ストラテジスト/ ハーバード大学デザイン大学院/ Yamauchi No.10 Family Office

総括コメント

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出口 康夫京都哲学研究所 共同代表理事
京都大学 大学院文学研究科
研究科長・教授

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マルクス・ガブリエル京都哲学研究所シニア・グローバル・アドバイザーボン大学 正教授(哲学)

閉会挨拶

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澤田 純京都哲学研究所 共同代表理事
NTT取締役会長

12:50 - 13:20

記者会見
京都哲学研究所
・出口 康夫
京都哲学研究所共同代表理事
・澤田 純
京都哲学研究所共同代表理事
・マルクス・ガブリエル
京都哲学研究所シニア・グローバル・アドバイザー