ヘルシンキ大と連携へ前進 出口教授と澤田NTT会長が訪問 AI哲学の研究者らとも交流 

 京都哲学研究所の共同代表理事を務める出口康夫京都大学教授と澤田純NTT会長らが3月13日、フィンランドの首都ヘルシンキにあるヘルシンキ大学を訪問しました。エストニアでの国際ワークショップに続く欧州出張の一環として、同大学との学術連携に向けた基盤を築きました。

Details

 当研究所シニア・グローバル・アドバイザーのマルクス・ガブリエル独ボン大学教授、五十嵐涼介シニア・リサーチマネージャーも同行し、ヘルシンキ大学のリンドブロム学長を表敬訪問しました。リンドブロム学長はAI研究の基礎となった技術が1970年代に同大学で開発されたことに触れ、AI研究における歴史と伝統を紹介しました。当研究所との関係強化にも強い関心を示しました。

 続いて行われた意見交換会には、同大学でAI哲学やAI倫理・法を専門とする研究者ら が参加しました。出口教授が「WEターン」の哲学的枠組みを紹介し、ガブリエル教授が新実在論の視座から当研究所の国際連携構想を説明しました。「集団としての意図や行為はいかにして成り立つか」という同大学の研究テーマとの接点が見出され、活発な議論が交わされました。

 同大学の研究者たちからは、国際学術誌の特集号への寄稿や共同研究に意欲が示されました。当研究所のネットワークに北欧の新たな学術拠点が加わる見通しです。

Others