企業トップらガブリエル教授と意見交換 「AIと人間の関係性」など考える 第2回特別賛助会員向けセミナー

 京都哲学研究所は4月16日、当研究所のシニア・グローバル・アドバイザーを務める独ボン大学のマルクス・ガブリエル教授を東京・千代田区の帝国ホテル東京に招き、第2回特別賛助会員向けセミナーを開催しました。ガブリエル教授が提起した「道徳的イノベーション」を主要テーマに、会員企業のトップらが3時間にわたって議論を交わしました。

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 当研究所は活動を支援してくださる賛助会員向けに会員区分に応じて様々な特典をご用意しており、2024年10月に開催した第1回セミナーと同様、今回も特別賛助会員の皆様に限定してご招待しました。当研究所の共同代表理事を務める京都大学の出口康夫教授とNTTの澤田純会長の2人のほか、当研究所の理事である日立製作所の東原敏昭会長、博報堂DYホールディングスの西山泰央社長、読売新聞グループ本社の山口寿一社長の3人もセミナーに参加しました。

 セミナーはガブリエル教授の講演からスタート。ガブリエル教授は、ビジネスは「善をなすこと」であると持論を展開しつつ、自らが提唱する道徳的イノベーションは「社会的・技術的条件の変化の結果として、新しい道徳的事実が生成されることを含む。価値の構造を変化させることによって新たな規範的要求を生み出す」と述べました。一方、AIや量子コンピューティングなどの新たなテクノロジーは「倫理的な制約と原則なしには効果的に機能することができない」と指摘。どのような倫理的制約が求められるかを検討するうえで「京都哲学研究所のような分野横断的な取り組み」が重要になると強調しました。

 その後の質疑応答では「人間だけでは解決できない袋小路に対してAIが新しい道筋を見つけてくれるかもしれない。人間とAIがコラボレーションすることによって、どのような可能性が生み出されると思うか」「AIを一つの権威とみなして人間がそれに従っていく関係は望ましくなく、出口教授が言うような『友達』であるべきだと考えるか」などの質問が出され、ガブリエル教授は一人ひとりに対して丁寧に受け答えを行いました。また、2027年夏に開催予定の第2回京都会議や、その際に発表する「京都宣言」を念頭に置いた意見も交わされました。

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 当研究所は特別賛助会員と一般賛助会員を募っています。特典等の詳細は当ホームページの「Supporting Members 賛助会員について」をご覧ください。

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